最近、私の周りでも外国人を見かけることが多くなっている気がします。
1月27日付朝刊によると、昨年10月末時点の外国人労働者が
過去最多の204万8675人に上り、初めて200万人を超えました。
今の日本は人手不足が深刻なので、本当にありがたいことだと思います。
外国人労働者の国籍はベトナムが最も多く、51万8364人でした。
文化や言葉がほとんど分からない国で働くのはどれだけ大変なことでしょうか。
その一方で、外国人労働者を取り巻く厳しい環境が問題になっています。
技能実習制度を含め、外国人労働者にとってより働きやすい環境をつくるために、
現在の制度を改善してもらえればと心から願っています。
働きやすい環境づくりのために、行政でなくてもできることはあると思います。
例えば、私たちはベトナムについてどれだけ知っているのでしょうか。
他の国を知ることで、
彼らのためにできることのアイデアが生まれてくると思います。
今こそ、外国人を手厚く迎える「おもてなし」のベクトルを、
観光客から労働者へとむけるべきではないでしょうか。
2024年2月8日(木) 京都新聞 「読者の窓」掲載