資格取得 勉強に無駄ない

「足の裏についた米粒」。
資格の取得をこのように表現することがあります。
その心は「取っても食えない」。
足の裏についた米粒は汚くて取っても食べることができず、
これを資格取得になぞらえた表現です。
確かに独占業務などが発生しない資格ならば、
その資格を取得しても稼ぎやすくなるわけではなく、
取っても食えません。
それならば他の事に時間を費やした方がましといえます。
しかし、私はそうとは思いません。
どんな資格であれ、
その取得を目指して勉強する事は意味があると思います。
まず、勉強しようと思った動機づけが重要だと思います。
また、得た知識の中で人生で無駄になるものなど何もないと思います。
得た知識はその人の言動に必ず表れ、
人生に素晴らしい彩りを与えるものだと思います。
資格というものは、
その知識の習得に明確な目標と達成までの道標を与えてくれる、
素晴らしいものだと私は思います。

2021年11月11日(木) 京都新聞 「読者の窓」掲載

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