自転車ヘルメット着用を

私の中で今後、注意深く見ていきたいと思うことがあります。
自転車のヘルメット着用が4月から努力義務になることです。
今までは子どもだけが努力義務でしたが、今後は全年齢が努力義務となります。
安全性を考えれば着用した方がいいのはもっともなことですし、
各種データもそれを証明しています。
そして大事なことだとおもうのですが、
子どもの模範とならなければいけない大人は努力義務ではなく、
もう義務だと考えてもよいのではということです。
今まで大人は子どもに対して着用を促していましたが、
もし4月以降に大半の大人が着用していなければ、
子どもの大人に対する信用は失墜するでしょう。
今は警察の方が率先して広報活動を行っておられますが、
会社や行政機関は従業員や職員に対して自ら積極的に広報活動をすべきではないでしょうか。
もし所属する従業員がヘルメットを着用せずに自転車で出勤することがあれば、
それは恥ずべきことだと思います。
そして、着用を促すことは広い意味では企業が果たす社会的責任ではないでしょうか。
4月以降、子どもたちは大人たちを注意深く見てほしいなと思います。

2023年3月3日(金) 京都新聞 「読者の窓」掲載

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です