2018年に世界で自然災害の被害を一番受けた国は日本。
ドイツの環境シンクタンクの発表を聞いても、特に驚きもしなかった。
確かにこの国は自然災害に見舞われすぎている。
被害を一番うけてるならば、対策にも前向きになるはずだが、そうではない。
環境問題に対するこの国の動きは重い。
化石賞なる不名誉な賞もいただいた。
環境活動家グレタ・トゥンベリさんの発言の中で注視しなければいけないことがある。それは今の環境破壊を招いた責任を「権力者とこれまでの世代」に大して追求していることだ。つまり、政治家だけではなく、全ての大人が招いたものだと訴えている。
これは真実だと思う。電気・ガス・水道・ガソリン。これらの自然からの恩恵を本当に大事に使えているのか。マイバッグ持参なんて今すぐにできること。
政治家だけのせいにしてはいけない。
ただ、グレタさんの行動で唯一賛同出来ないことがある。
それは「学校ストライキ」。
学ばしていただいていることを忘れないでほしい。
若い人がそんな心配をしないで済むように、大人は環境破壊に真剣に取り組まなければいけない。
2020年 1月14日(火)京都新聞 「読者の窓」掲載